ねじ曲げられた「イタリア料理」
私たちがイタリア生まれだと完全に思っていたピッツァがじつはアメリカ生まれだとか、カプチーノを流行らせたのは外国人観光客だ、とか、イタリア人でなくては知らない、いや、ほとんどのイタリア人が知らないだろうと思われる話が面白い。
そして恐ろしいのは日本在住が20年を超える筆者だからこそ見えている、日本の食の危機。
日本で売られているオリーブオイルの恐怖。
ねじ曲げられた「イタリア料理」から今の日本の食糧事情と危険な将来が見える。
もう一度日本の食卓を見直そう!と喚起させる一冊。
★★☆