ベルギー奇想の系譜
明日まで渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで開催している
「ベルギー 奇想の系譜」を駆け込みで見て来た。
フランドル絵画はまだまだ日本ではメジャーではないですが、今年はブリューゲルの「バベルの塔」の来日も有って密かに人気が高まってきているらしい。
閉幕間近ということもあってか、平日で天気が悪いにもかかわらず会場は結構にぎわっていた。
ボス派やブリューゲルなどの15・16世紀のフランドル絵画に始まり、象徴派のクノップフ、アンソール、シュルレアリストのマグリット、デルヴォー、そして現代のヤン・ファーブルまで、およそ500年にわたる「奇想」ともいえる系譜を、約120点の国内外の優れたコレクションによってたどります。
目玉はこれ…かな?
ボスの工房作「トゥヌグダルスの幻視」
最近の調査でこの作品が描かれている板に、ボスの真作とされる絵画と同じ年代、同じ材質のものが使われていることが分かったとか。
ということでこの作品にもボスの手も入っているのでは?と考えられているらしい。
現存する作品の少ないボスですから、これも、となればすごいことですけどね。