消えた岩波文庫
日本に戻って来て3か月が過ぎようとしている。
毎年短期間では戻っていたものの、日本に改めて腰を落ち着けてみると、色々な気付きがある。
新聞を読んでいて、最近ちょっと気になるのは、
「街から本屋が消えている」ということ。
活字離れは私が住んでいたイタリアでも問題になっていた。
街から長年有った本屋が消えていくのはどの国でも同じ。
私は時給がまだ620円のころ本屋でバイトをしていた。
このバイト代だから、どれほど働いても収入はたかが知れている。
そしてその収入をほとんど本代に充てていたのだから…
そんな私が最近一番気になっているのは、
「本屋から岩波文庫が消えている!」
ということ。
うちから近い2軒の本屋には岩波文庫が影も形も見えなかった。
確かに岩波文庫は難しい、というイメージは否めない。
特定の人しか買わないから、街の中小規模の本屋で扱う必要はない。
というのは分からないでもない。
しかし、岩波文庫が全く置いていない、というのも少々寂しい気がする。
岩波文庫には西、東を問わず、世界中の古典が収められているからだ。
ちなみに今読みたい本はこれ
Merenda di oggi
とはイタリア語で「今日のおやつ」
毎日のおやつは、様々なバリエーションあり。
そして時にはダイエットする時もある。