スイート・ホーム、原田マハ
丘の上に立つ素敵な洋菓子屋「スイート・ホーム」を取り巻く人間たちにスポットを当てたオムニバス小説。
人生には色々なことが起きるけど、どんなに疲れた時も、心を込めて作られた甘いお菓子は、乾いた心に常に栄養を与えてくれる。そんな洋菓子店に行ってみたくなる。お菓子はわき役。でもどのお話にもなくてはならないアイテム。
原田マハの世界観が充満した一冊。
本を読んだら、甘いケーキが食べたくなること必須。
フーテンのマハ、原田マハ
「とにかく旅が好き!」という原田マハの取材旅行エッセイ。
これを読んで、旅に出たいと思わない人は少ないのでは?
★★☆
オリジン ダン・ブラウン
”ロバート・ラングドン・シリーズの第5作『オリジン』は、これまでにも増してスピード感と知的興奮に満ちた作品であり、あらためてダン・ブラウンの圧倒的な技量を思い知らされた。”と訳者があとがきで書いているように、スピード感、すごかったです。
前作がいや~な雰囲気で終わったのに比べて、今回は少しだけ光の見えた未来的展望と共にエンドを迎えました。
舞台は満を持してのスペイン。
毎日のように話題に上っているAI問題などやはり社会問題に大きく切り込みながらも、あちこちに散りばめられた芸術に対する言及など飽きさせない場面展開であっという間に上下巻読み切ってしまいました。
★★★